Master'sの巻き込まれ事件編 第1話


アメリカ・バーチャシティ。


ここでは毎日犯罪も起きている。それを解決するため日々活動しているバーチャシティ警察。

その中でもバーチャシティ警察第2分署に課がある特別捜査課、略して特捜課。

ここは特に難しい事件や大きな事件が起きた時に活動、協力する普通の人なら2日で

音を上げてしまうような厳しい課だ。

そこに属しているのが、署内のトラブルメーカーと呼ばれているマイク・ハーディ、通称レイジと

その相棒でプレイボーイなジミー・クールス、通称スマーティ。

更に犯罪心理学を得意とする女刑事でオペレーターのジャネット・マーシャル、

その3人をまとめるフランク・カランザ特捜課主任の4人で構成されている。


そして、今日も事件は起きる。



2014年10月後半、寄せ集めサーティンデビルズの3人がバーチャシティを去って約2週間後。

今度は5人の男女がこのバーチャシティへと降り立った。

C1グランプリと呼ばれる車のレースの大会で「マスター」と言う役職に就いていた

ハール・ドレンジー、アレイレル・エスイトクス、鈴木流斗、飯田恵、高崎和人の

5人が再びあのドラゴンの事件以降初めてバーチャシティへと再びやって来た。

この5人は自分達がアメリカで行われるフォーミュラDに日本からの参加をするのだ。


但し参加をするのは5人全員では無い。参加するのは流斗のアリストと恵のS14だけだ。

他の3人は通勤に車を使っているので持って来るのが無理だったらしい。

と言う訳で他の3人はこの2人のメカニック兼スポッター(オペレーター)として今回参加する。

まずは日本から運んで来た車を取りに行く為に港へと向かう事にした。

「寒くなって来たなぁ……」

「もういよいよ冬支度かな、アメリカも日本も」

「あー成る程な」


そんな事をぶつぶつ呟きながら5人は港へと辿り着いたのだが、何だか様子が変だ。

「……やけに静かね」

「本当だ。朝だからもっと活気があると思うんだけど」

「何か嫌な予感がするのは気のせいかな……?」

幾ら平日とは言え、ここまで人気が無いのはどうなのだろうかと首をかしげる5人。

兎も角アリストとS14が無ければどうにもならないので予約していた貨物船へと取りに行く。

だがその時、思いも寄らない事態が!!


「うおわ!?」

突然、5人の足元に1発の銃弾が着弾した。そして港が一気に警官隊と黒ずくめの

人物達との戦場へと変わる!

「な、何だよ!?」

「とにかく避難しよう!」

アレイレルの指示でとにかく5人はこの場を離れる事にした。

「はぁ、はぁ、はぁ……俺達、また何かに巻き込まれたのか?」

「どうもそうらしいっぽいぜ……」

「何でこの街に来るとこんな事に巻き込まれるのかしらね?」

嘆いていたって仕方が無いので、アリストとS14は諦めてここは逃げた方が良さそうだと

銃撃戦に巻き込まれない内にさっさとこの港から脱出を図る。


しかし、そんな5人の前に黒ずくめの集団が現われてマシンガンやショットガン、ハンドガン等を

構えようとしてきたのでとっさにアレイレルがスライディングでその内の1人の足を払う。

続いて和人が一気に近づいてからの関節技と投げ技、恵がダッシュからのドロップキックで

応戦して何とかピンチを脱出。

「これ以上ここに居たらまずい、こっちだ!!」

Master'sのリーダーであるハールが出口への看板を発見して、何とか港から脱出する事に成功した。

……までは良かったのであるが……。


「えっ……」

「港の外もまずいぜ!?」

呆然とするハールと、港の外側の様子を見て愕然とした声を上げる流斗。

港の外でも壮大な銃撃戦が繰り広げられていたからであった。

「くそ……」

どうにかして逃げ場を探さないと、と思っていた矢先に恵がある場所を発見。

「あ……あそこにひとまず逃げましょ!」

「地下鉄だな!」

なのでその地下鉄の駅に入ってみると、こちらはどうやら大丈夫のようであり列車も動いていた。

これで一旦街中まで逃げ、銃撃戦が終わった後に車を取りに来る事にしたのである。



地下鉄へと逃げ込んだ5人はそのまま地下鉄に飛び乗り、バーチャシティの中心部を目指す。

特に地下鉄では何も無かった。

「はぁ、何だったんだよあいつ等は……」

「さぁな。だけどあんな犯罪が沢山起きているって事だろ」

「でも余り驚かないな。慣れって怖いな……」

すでに異世界にトリップすると言う経験をしている5人にとっては、今回の様な

非日常の光景でも驚かなくなってしまったと言うのが怖い物である。


そんな事を話しながらバーチャシティの中心部へと辿り着いた5人はひとまず

気持ちを落ち着かせる為に昼食を摂る事にして夜まで時間を潰す事に。

近くのピザ屋に入って店内で食べる事にしたのだが、ふと店に設置されているテレビを

見てみるとさっきの港の光景がニュースとなって流れていた。

「大規模な武器の密輸グループと警察との銃撃戦ね……」

「確かに、あれだけ武器を持った奴等が居たと言うのも頷ける」

港の事件に危うく巻き込まれる所だった5人はほっと胸を撫で下ろす。


「さて、ピザも食ったし次は何処へ行く?」

「コースの下見にでも行くか? 今回は市街地の特設バトルみたいだし」

そう提案した和人に恵が突っ込みを入れる。

「でもそれって車が無いとダメそうね」

「あ、そうか……」

ならどうしよう、と思っていた矢先に今度はアレイレルがある場所を発見。

「おい、何かイベントやってるみたいだぜ?」

「え?」


アレイレルが指差した先にあった物、それはコンベンションセンターの中で

行われると書いてある古代のヨーロッパに関する展示会らしい。

「おーすげー!」

「行ってみるか?」

「そうだな、特に行きたい場所も無いし行ってみよう」

目を輝かせる和人にハールが提案し、5人はそのイベントに入場。

だがこのイベント会場で、5人はまたしてもとんでもない事に巻き込まれる!!


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