Run to the Another World Fighting Stage第1話


登場人物

百瀬 和美(ももせ かずみ)

(年齢は2007年8月のもの)

41歳。兵庫県尼崎市出身。173cm、66kg。2月1日生まれ。通り名は「エキゾーストイヴ」。

職業OL。ゴージャスな雰囲気を漂わせた女性で、とても自意識過剰。

一般の走り屋のみならず、十三鬼将を「子供の集まり」と称して軽蔑し、

首都高から降りていた。本当の理由は“自分が目立たないから”と

言う事は誰もが知っている事実である。13歳の時に親が事故死し、

兵庫の孤児院で育てられる。孤児院で見た格闘技のテレビ番組を

きっかけに格闘技に興味を持ち、13歳から空手と柔道を始める。その後

18歳で孤児院を出所後すぐにアルバイトをしながらヨーロッパ各地を転々と

して様々な武術を学ぶ。今では流斗や孝司等、十三鬼将と十二覇聖の

中に沢山弟子を持つ一方で兼山からカラリパヤットも習っている。

仲間内ランク付けバトルテスト、35人中第5位。

フロレア・ヴィオランテ

(イラスト:とみ子氏)

レイス教団に所属する神官の少女。引っ込み思案でいつも

おどおどしている。武器は魔法杖。清らかなる水魔法の使い手。

リュシアン・C・キング

(イラスト:六花氏)

年齢_20歳

誕生日_6月24日

性別_男性

血液型_B型

身長_172p

体重_60s

好きなこと_家庭菜園

嫌いもの_害虫、楽をして生きている愚民

家族構成_父、母、妻(アデライード)、義理兄(エヴラール)


クラブ国のキング。

超我が儘、高飛車な国王で使用人たちにいつもきつい言葉を投げつける。

農家や農園が盛んなクラブ国で育ったため幼い頃から、畑仕事が好きで

やりがいを感じている。働かない人間(楽をして生きている)が嫌いで、

国民全員に役割を与えている。働く国No.1!!!

妻であるアデライードとは、仲の良し悪しが激しくよく喧嘩をしては

「離婚だ!」という。でも、素直でない面がありツンデレ。

何だかんだで心からアデライードを愛しているような?



2014年10月10日、金曜日。百瀬和美は何時も通り外資系貿易会社での勤務を終え、家路についていた。

しかし、自分のマンションに辿り着いて自室で明日の準備をしようか・・と思ったその瞬間、

不思議な光に包まれてしまいこれまた不思議な場所に転移してしまっていた。

「えっ・・え!?」

しかも、どうやらトリップしてしまったのは自分1人だけでは無かったらしい。何と、黄緑色の頭をした

傲慢そうな若い男と何処かおどおどしている青い髪の毛の女が同じ場所にへたり込んでいたのである。

「……なんだここは?」

「はわわ!どこですかここ!私また迷子になっちゃったんですか!?」

「なんか3人でどこかの異世界に来ちゃったみたいね・・・・。とりあえず自己紹介しましょ。私は和美よ、よろしく」


「異世界?貴様そんなくだらん冗談はよせ」

「異世界ですかーなんだかとっても楽しそうな響きですね!(目キラキラ)」

「そうでもないわよ・・・ほら、あれを見て」

「?」

そういって和美が指差した方向には、いたるところで煙が立ち上り、争う声や悲鳴が聞こえる

どこかの城塞都市であった。

「進むルートはどうやらあそこに続く道しか無さそう。後ろは行き止まりだからね」


それでも、と和美は付け加える。

「元の世界にそれぞれ帰るために、行くしか無い・・・そう思わないかしら?」

「……ここはボクの知っている世界じゃないということは分かったが、はぁ…面倒な所に来てしまったな…。

仕方ない、貴様の言うとおりに進んでやろう、貴様が先頭をあるけ。ボクの名前はリュシアン=C=キングだ」。

ボクが無事に元の世界に帰れるよう貴様等2人で頑張ってボクを守りながら行動しろ。以上だ」

リュシアンは言いたい事だけを2人に伝えると壁に背を預けて何も言わなくなった。


「ええ!?なんですかそれぇ!こんなダメ神官の私にそんなの無理な注文ですよう!」

「でもあそこを抜けないと帰れないんですよね…あっ、私はフロレア・ヴィオランテって言いますぅ!」

フロレアはニコッと微笑みながら自己紹介をすると、城塞都市を見つめ声を張り上げた。

「待っててくださいフレア王子!!私は絶対にここを抜けて貴方の元へ帰りますからあああああ!!!」

そう叫ぶと、フロレアは腕を振り回しながら一人で勝手に突撃していった。


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