Run to the Virtua City with VSSE Agents Story第10話


8人が線路を走っていくと、途中に見慣れないオレンジ色の扉が見える。

「…なんだここ?職員用の通路か?」

エヴァンが足を止めて扉を見やる。

「いや、職員用の扉はもっと別の色だった」

レイジの言葉にエージェントたちは顔を見合わせる。

「途中であの駅も軽く見たが、誰もいなかった、となると」

「やはりこの中、か。何があるんだろうな」


慎重を期すタイプのウェズリー、ジョルジョの言葉を破るように、常に先頭で動くルークの声。

「んなもん、入ってみねえとわかんねえだろ?ここでうだうだやってるより、行ったほうがよっぽどいいと思うけどなあ」

んじゃ、そーいうことで。と。返答を聞く前に、一人駆け出していった。

「あっ、おい!抜け駆けずるいぞ!」

一瞬の間を置いて、弾かれるようにエヴァンとアランも続く。

「今回ばかりはあいつの意見も一理ある」

コンビの頭脳派であるマークも、珍しくそれに着いていく。

残るメンバーも顔を見合わせて苦笑し、その扉へと入っていった。



「何だよここ・・・・意外としっかりした造りじゃん」

「確かになー。でも、いかにも秘密基地って感じだ」

地下の秘密基地と言う雰囲気むんむんなコンクリートの壁で造られている地下に向かって階段を降り、

その先に見える赤いドアを開けた。

「何だかスパイ映画のラスボスの秘密基地って感じ」

「分かるぜー、その気持ち」

その先にあるドアを開けてみると、武器の製造工場と思しき場所が現れた。

そしてそこを見張っていたであろう1人の女にマシンガンを向けられる。


「ちょちょ、ちょっと待った!!」

弘樹がホールドアップするが、どうやら2人を無傷では通してくれそうに無かった。

武器の製造工場だからだろうか、火薬を使っている為に武器を持っているのはこの女だけらしい。

それを見抜いた2人は、一瞬の隙を突いて女を同時に蹴り飛ばして失神させてから武器の製造をしている

敵の集団の中に突っ込んで行く。

「おりゃあああああ!!」

ミサイルだけでは無く武器も製造しているなんて、と思った2人はこの武器製造工場をぶっ潰す事を決める。


2人は素手での接近格闘を得意としている為に、敵が銃火器を使えないこの状況はチャンスだった。

「らっ、らあ!!」

手技、足技、投げ技、関節技、そして敵からナイフを奪い取ってメッタ刺し、更に椅子でぶん殴る、背中から

テーブルの角に叩き付ける、思いっきりドロップキック、整理用の棚を相手に向かって倒す、顔面にキック、

ジャイアントスイングで顔面から柱にぶつけるなど、えぐい技も何でもありの状況で必死に2人は敵を倒しながら先へと進んで行った。

そして、その先にある両開きの扉を開けて先へ進んだ2人は階段を上り、その先に現れた銀色の重そうな扉を開けると、

その先には広い部屋とミサイルが待っていた。どうやらここで地下1階の何処かの部屋に出て来た様で、天井は開閉式の

構造になっている場所だった・・・。


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