ASB登場人物と世界観とプロローグ


セバクター・ソディー・ジレイディール

主人公。21歳。職業傭兵。他の地方から旅をして来た。16歳から

戦場を駆け回り名を上げて来た傭兵。寡黙な性格で殆んど喋らないが

腕は確か。武器はロングソード。 元々は貴族の出身だったが没落して

旅に出た過去がある。ロングソード以外にも色々武器が使えるが、

彼曰く自分に最もしっくり来るのはロングソードらしい。

イレイン・ヴェフラム

(イラスト:うっしー氏)

26歳。職業傭兵。ヴァーンイレス王国出身。元々ヴァーンイレス

王国の騎士団員だったのだが、国が滅んだ事によって騎士団員から

傭兵に転職した。セバクターのこの地方の旅の最初でイクバルトの

町において出会い、色々とセバクターに世話を焼いてくれたり

情報をくれたりする。身軽さを考慮して2本の短剣を使って戦う

スピード重視のスタイル。セバクターとは反対に明るく気さくな性格である。

ラディ・ヴェスフィン

(イラスト:うっしー氏)

25歳。職業盗賊団リーダー。ヴァーンイレス王国が滅亡した時に、

その滅亡させた王国の宝を根こそぎ持ち出した張本人。また滅亡させた

他国の連合軍にも密接に関わっており、色々と王国内で内密に

諜報活動を部下に指示していた事もある。自信過剰な性格だが

口ばかりでは無く、その性格と盗賊団のリーダーに見合うだけの実力を持つ。

着やせするタイプで服の下はかなりの筋肉質。武器も大きな斧である。

フォン・クローディル

(イラスト:とみ子氏)

22歳。職業麻薬の密売人。セバクターが帝都で出会った

麻薬の密売人。帝国騎士団とも繋がりを持っていたと噂されている。

熱くなり易い性格で、自分達に有利な条件になる様に麻薬の密売を

企んでいたが、仲間であるニーヴァスが騎士団に逮捕されたと聞いて

色々と行動を起こす。武器は大剣。

ニーヴァス・ローレディル

(イラスト:とみ子氏)

24歳。職業麻薬の密売人。フォンの仲間である物静かな槍使いの男。

麻薬の取り引き現場で取り引きを順調にしていた所をセバクターに見られて

しまい、見られたからには逃がすまいと引き連れていた部下と共に

セバクターに斬りかかるも一蹴されて騎士団に突き出されてしまう事に。

ルクレス・レノルード

(イラスト:六花氏)

28歳。帝国騎士団の団員。麻薬組織の摘発に力を入れており、

帝都で騎士団にニーヴァスを捕らえて連れて来たセバクターを

歓迎する。物腰穏やかな性格で部下にも慕われており、武器で

あるサーベルの扱いにも長けている。体術もそこそこ可能。

バリス・ノクリーク

(イラスト:六花氏)

27歳。帝国騎士団の団員。ルクレスとはコンビを組んで帝都で

活動している。彼もまたルクレスと同じく麻薬組織の摘発に

力を入れている。無愛想で無口だが実力はあるので部下からは

畏怖と尊敬の眼差しを向けられている。手斧を武器にして

そこに魔術と体術を組み合わせて戦うスタイルの人物。

シーディト・ジリハーン

(イラスト:うっしー氏)

29歳。職業盗賊団のリーダー。帝国内のあちこちで遺跡や神殿等を

荒らし回っているが、大事になるのは面倒で嫌いなのでなるべく

武器を使わないのと人を傷つけないと言うプライドを持っており、

自分の部下にもそれを徹底させている。その反面、自分の部下が

傷つけられた時にはその相手にどんな手を使ってもやり返す程執念

深い一面も持っている。武器は長い斧。

カヴィルド・カルファー

(イラスト:とみ子氏)

27歳。盗賊団のサブリーダー。シーディトをサポートしており

作戦の立案から潜入活動、後始末まで全般をこなす

影の実力者。シーディトとは5年前から付き合いがあり、

優秀な彼の右腕として活動している。武器はハルバード。

ルディス・ジレーバー

(イラスト:とみ子氏)

22歳。盗賊団のメンバーでシーディトの弟分。メンバー

最年少だが腕は確か。スナイパーとして遠距離からの攻撃を

サポートしており、ロングボウとクロスボウを臨機応変に

使いこなして相手を仕留めるのが得意。反面、体術は

大の苦手である。盗賊団の役割も仕掛けの解除や武器の

調達等の裏方担当が多い。

ライウン・ヴェンデン

(イラスト:とみ子氏)

30歳。盗賊団のメンバー。盗賊団のメンバーではあるが

普段は武器商人として裏の世界で活動しており、シーディトに

頼まれる形で一時的に盗賊団のメンバーとして行動する事に

なる。飄々とした性格で胡散臭そうな言動が目立つがシーディトとは

10年以上の付き合いを持っており、武器の面でシーディトが昔から

世話になっている。ライウン本人は武器商人である為に様々な

武器の扱いに長けており、魔術のテクノロジーを駆使して

作り上げたハンドガンやマシンガン、更には持ち運びが出来る

大きさのロケットランチャーも使う。

ラルセン・サヴェソン

(イラスト:とみ子氏)

25歳。盗賊団のリーダー。シーディト達とはまた違う盗賊団の

リーダーを勤めている大剣使い。筋肉質な外見通りで性格も

戦い方も豪快。とある神殿に立ち寄った際に盗んだ物が原因で、

シーディトの盗賊団と抗争が勃発する事になる。シーディト達とは

間逆で、目的達成の為なら虐殺や占領も平気でやると言う

コンセプトで盗賊団の活動をしている。

ロクフォン・ユクバルト

(イラスト:とみ子氏)

30歳。職業盗賊団メンバー。ラルセンの右腕であり、

武器は魔術と大型のナイフを使ってトリッキーに戦う。

普段は温和な立ち振る舞いだが、実態はかなり冷酷で冷徹。

容赦無く女だろうが子供だろうが老人だろうが、自分の邪魔を

する者は全員殺して排除すると言う考え方を持っている凶暴で

危険な男。目的達成の為に手段を選ばないと言う盗賊団の

コンセプトも元々は彼の提案による物である。

シェサルド・ケイリーク

(イラスト:とみ子氏)

29歳。盗賊団のメンバー。槍使いであり非常に腕が立つ。

元々傭兵として各地を放浪しており、その後に盗賊団のメンバーに

永久就職した経緯を持つ。その傭兵時代の旅の中で我流の槍術を

身につけた為、騎士団の型では考えられない様な戦い方をする。

盗賊団の中では最も落ち着いており、ラルセン以上にリーダーっぽく

見られる事もあるらしい。槍術だけでは無く体術の評価も抜群。

サクエル・ロクフォード

(イラスト:とみ子氏)

23歳。盗賊団のメンバー。情報収集と裏方を主に担当しており、

前線に立つ事は滅多に無い。戦いの時も武器であるロングボウを

使いこなして遠くから相手を射るのが戦法で、体術や剣術等は

からっきしである。口調は飄々としており、体力が余り無いので

「やられる前にやる」をモットーにして先手必勝を心がけている。


水色の部分が湖、上の水色部分が海、茶色が山、緑が平原、黄色が平地を表す。黒は国の都。

世界名:エンヴィルーク・アンフェレイア〜ベリジール地方

遥か昔、「エンヴィルーク」と「アンフェレイア」と呼ばれる男女の神が創った世界。

幾つもの国が存在している、地球とは違ういわゆる「異世界」。国は幾つも

存在している。ファンタジー世界で良く見かける魔法やドラゴン等の魔物が

存在しており、「剣と魔法のファンタジー」な世界になっている。文化レベルは

どの国も大差無い。自然がとても多く、湖や海を船で移動したり、ドラゴンや

ワイバーンを騎乗用や輸送用に利用すると言った交通網が発達する様になった。

大体は緑色の場所である平原に人間が住んでいる他、茶色の山間部や森林、

洞窟の中にはモンスターが徘徊していたりもする。セバクターは傭兵としての

働き口を求めてこの地方にやって来たばかりである。

ヴァーンイレス王国(青)

この地図の中央のやや左側を統一していたのがヴァーンイレス王国であったが、

他国が一斉に同盟を組んでヴァーンイレスを攻めに来た為にあえなく敗北して

しまい王国は滅亡。元々は軍事力よりも畜産や農業が盛んな国だった。

王都イレイデン(左の黒)

ヴァーンイレス王国の王都。山に囲まれた平原に造られていたので、長年その

山々が自然の防壁となってくれていた。しかしその山を越えて進軍して来た

エスヴァリーク帝国の大群に王都は滅ぼされ、国そのものが滅亡してしまった。

イクバルトの町(紫)

ヴァーンイレス王国の領土内にある、帝都と山を挟んだ反対側に

ある町。余り大きくは無いが山を越えた場所に存在しているので

山を越えて帝都に向かう為に様々な交通手段がこの町から

出ているのが特徴。騎乗用や輸送用のドラゴンやワイバーン、

馬等がこの町においては大量に飼育されている。王都のイレイデンこそ

滅亡したものの、この町はまだ大丈夫だったのでセバクターはここから

本格的にこの地方での行動を起こす。

エスヴァリーク帝国(赤)

世界各地にある大小20の国を統治している超巨大国家。

この一帯も統治しており、皇帝はヴァーンイレスにも侵略したいと

考えていたがその前にヴァーンイレス王国が滅亡してしまった。

ちなみにヴァーンイレスを滅亡させた同盟国のグループとは全くの無関係。

セバクターもその事は旅を続ける中で知り、この帝国に移住する事を

目標に旅を続ける事にした。超巨大国家だけあって経済、軍事力共に

世界トップクラスの実力を誇っている。

帝都ユディソス(右の黒)

エスヴァリーク帝国の首都で文字通り帝国における軍事、経済の中心地。

帝都はこの地図において大きな2つの湖の間にドーンと存在しており、

その結果として敵がなかなか攻めて来られない様になっている。

勿論防衛に関してもトップクラスの厳重な警備が敷かれており、入り口では

厳しく審査や身体検査が行われている事でも有名。


プロローグ


人間と言うのは1人では何も出来ない程ちっぽけな存在でもある。

そして、物事の終わりと言うものは案外呆気無かったりする物も珍しくは無い物だ。

このエンヴィルーク・アンフェレイアと言う世界においても、1つの国が終わりを迎えた。

それは王国として機能していたヴァーンイレスと言う国がそうであり、その王国が戦争に

よって負けてしまい王都は陥落してしまった。

そしてこの地方にもまた、1人の冒険者がやって来た事から全てが始まった……。

この冒険者はこの地方でこれから先1人で行動して行くのだが、その過程では

様々な人物達との触れ合いが待ち受けていた。


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