TCコラボ小説(北 晴菜&谷本仁史〜エヴァン・ベルナール&ウェズリー・ランバート)
登場人物紹介
プロローグ
仁史「…久しぶりに見たな…やっぱりいいなぁ…」
彼の名は谷本仁史(タニモト ヒトシ)。アメリカで行われたレースを見て、満足そうに微笑んでいる。
レースを見終わり、仁史は鼻唄を歌いながらS14シルビアを運転させる。するととある郊外のスタジアムを見つけ、
練習したいと思った仁史は中に入ることにした。
この後、信じられない光景を目撃するとも知らずに………。
Stage1-Area1 不正取引目撃!?
仁史「さて…久しぶりに練習しますか…」
S14を停めて、スタジアムを見渡そうとしたが。スタジアムの真ん中で兵隊達が何かをしているのを目撃した。
仁史「…何だ?」
そっと近寄ってみると、そこでは武器の取引をしていた。
仁史「………(ま…マジか…逃げよ…;;)」
仁史はそう思い、逃げようとした………しかし。
兵隊1「おい!!動くな!!!」
兵隊2「誰だ!?貴様は!!」
仁史「っ……(やば…;;)」
兵隊に気付かれてしまい、銃を突き付けられてしまった。
兵隊1「悪いが…見逃す訳にはいかんのでな…」
兵隊2「ここで…死んでもらう」
仁史「………(マズイ…死ぬのか……?;;)」
銃を突き付けたまま言う兵隊に仁史は何とか逃げる方法を探していたその時だった。
ガゥンッ!!!
銃声が響き、兵隊2人は倒れ、息絶えた。
Stage1-Area2 接触
仁史「………?」
驚きを隠せない仁史。
目の前にはすでに骸と化した兵隊がいて、目の前には青いジャケットを着た黒髪の女性と、
青と黒のジャケットを着た青年と白のジャケットをきた青年がいた。
仁史「あんたたちは…誰だい?」
?「話は後で…とりあえずあなたは安全な場所へ」
それを聞いた仁史は兵隊に向かい、蹴りで倒す。
?「おぉっ!?」
?「では逆に聞くが・・・。あんた・・何者だ?」
仁史「俺は谷本仁史。日本人だ」
晴菜「あ、日本人なんですね…私は北晴菜です。あなたと同じ日本人で、VSSEのエージェントです」
ウェズリー「……ウェズリー・ランバートだ」
エヴァン「俺はエヴァン・ベルナール…よろしく」
仁史「頼む…この事件に協力させてくれ。S14シルビア傷つけられて、黙ってるわけには行かないんでね」
ウェズリーは眉間に皺を寄せながら言う。
ウェズリー「…危険だぞ…?」
仁史「百も承知だ」
そんな仁史に3人はため息をつく。
エヴァン「わかった…無理するなよ?」
仁史「ありがとう…」
不思議と意気投合した仁史と晴菜達はスタジアム内を歩き始める。
Stage1-Area3 VS グリード・リグリット
スタジアムの観客席に着いた仁史達を迎えたのは、赤い服の男、グリード・リグリットだった。
ウェズリー「武器の取引をしてた部隊のやつだな…」
グリード「VSSEのガキどもが…潰してくれる…」
晴菜「敵…来ます!!」
仁史「許さねぇ!!」
こうして、VSSE+仁史VSグリードの戦いが始まった。
ウェズリーとエヴァンがハンドガンでグリードを撃つが、グリードは避けて、刀でエヴァンとウェズリーに斬りかかる。
晴菜「…エヴァン、ウェズリー、避けて!!」
晴菜が叫んだと同時にグリードの刀を警棒で受け止める。
晴菜「てあぁっ!!」
晴菜がグリードの刀の刃をポッキリと折った。
仁史「てりゃっ!!」
と同時に、仁史の蹴りが3発、グリードの腹に入る。
グリード「ぐはっ…」
グリードは吹っ飛び、仰向けに倒れる。
仁史「よし…」
晴菜「凄いねぇ…さすが」
ウェズリー「銃を使わずにここまでやるとは…」
エヴァン「やんじゃん…」
仁史「よし、次行こう」
晴菜「敵はこっちだね…」
そして、4人はスタジアム内を進んでいった。
Stage2-Area1 テラーバイト出現!?
スタジアム内の廊下を歩いている仁史とVSSE達。
途中襲ってくる敵を倒しながら進んでいく。
晴菜「ずいぶんとまぁ…多いわね…」
ウェズリー「武器を取引するために集まった奴らばかりだからな…」
エヴァン「しつこいっつーの」
仁史「やれやれだな…」
それぞれぼやきながら、進んでいく。
ザザザザ……
すると、どこからか制御音が。
晴菜「この音は…」
エヴァン「テラーバイトか!?」
晴菜とエヴァンの言葉と同時に地を張って虫がたくさんやって来た。
仁史「うげっ!?」
晴菜「やっぱり来たね…」
ウェズリー「とりあえず逃げるぞ」
エヴァン「こっちだ!!」
とりあえず、テラーバイトから逃げることにした。
Stage2-Area2 テラーバイトに応戦せよ!!
とりあえず逃げた仁史達は死角に隠れ、戦闘体勢に入る。
仁史「…あいつ等は何なんだ!?」
ウェズリー「極秘生物兵器…通称『テラーバイト』…形態はスカラベ…」
晴菜「こいつ等は毒を持ってるから、襲われないように気をつけて!!」
エヴァン「仁史、お前はこっちに来い!!」
仁史「くっ…」
仁史がエヴァンと奥に逃げると同時に、晴菜とウェズリーがマシンガンでスカラベを撃ち抜いていく。
晴菜「ウェズリー!!テラーバイトの操縦兵を撃って!!」
ウェズリー「…了解」
ウェズリーはショットガンで操縦兵を撃った。
晴菜「よし…」
晴菜はすかさずマシンガンで残りのテラーバイトを撃ち、全て片付けた。
Stage2-Area3 VS ジェイク・ベリアルド
スタジアム内にある海につながる競艇場に着いた仁史達にミサイルが襲い掛かる。
仁史「今度はなんだよ!!」
ジェイク「VSSEのクズどもめ…水の中に沈め!!」
競技用のボートに乗りながらジェイクはミサイルを撃って来る。
晴菜「うあっ!!」
ウェズリー「くっ!」
エヴァン「向こうが水上にいるのこっちが不利じゃんか!!」
仁史「…!!」
仁史が見つけたのは2人競技用のボートが2隻。
仁史「エヴァン!!」
エヴァン「…!!なるほどな…」
仁史とエヴァンはニヤリと笑い、ボートまで走る。
晴菜・ウェズリー「……?」
晴菜とウェズリーは不思議そうにしつつも、ジェイクの攻撃を避ける。
すると遠くから、2人競技用のボートに乗ったエヴァンと仁史が。
エヴァン「晴菜!!乗れっ!!!!」
仁史「ウェズリー!!」
晴菜・ウェズリー「……(コクリ)」
互いに顔を見合わせて頷いた晴菜とウェズリーは
ジェイクの攻撃を避けて、晴菜はエヴァンの乗るボートに、ウェズリーは仁史の乗るボートに飛び乗った。
晴菜&エヴァン・仁史&ウェズリーVSジェイク・ベリアルドとの戦いが始まった。
ジェイクのボートからミサイルとガトリングが発射され、それを晴菜とウェズリーはショットガンで相殺していく。
仁史「さて…どう近づくか…」
ウェズリー「あのミサイルを破壊しないことには始まらん…」
ウェズリーと仁史が話していると、晴菜からの通信が入った。
晴菜「仁史さん、ウェズリー、聞こえる?」
ウェズリー「あぁ…どうした?」
晴菜「私があのミサイルとガトリングを爆破させます。その隙に敵を撃って!!」
仁史「どうやって?」
晴菜「……こうやって!!!!!」
晴菜が持っていたのはグレネード。それをミサイルに向けて撃ち、ミサイルとガトリングを破壊した。
晴菜「今よ!!」
ウェズリー「あぁ…」
晴菜の掛け声でウェズリーはハンドガンでジェイクの心臓めがけて銃弾を打ち込んだ。
ジェイク「ぐはぁ…」
ジェイクが倒れたと同時に、ボートは海へと出て岩にぶつかり、爆発した。
エヴァン「やるじゃん、晴菜」
晴菜「ありがと」
ウェズリー「車に詳しいだけあるな…」
仁史「え?俺ボートの操縦したの初めてだし、船舶免許も持ってない。
別に車に詳しいからと言っても、船と車は全くの別物だからな・・・。まぁ、まぐれだろ。」
戦いはいよいよ最後に向かおうとしている…。
Stage3-Area1 どんだけいんのさ…(怒)
スタジアム内を駆け抜ける4人。途中、出てくる敵も半端ない。
晴菜「しつこい…」
エヴァン「うあぁ…どんだけいんだよ!」
ウェズリー「とりあえず倒すぞ」
仁史「おりゃっ!!」
仁史が拳で兵隊を次々と黙らせていくと同時に、晴菜は警棒で倒す。ウェズリーとエヴァンはハンドガンで倒していく。
広いとこに出ると、かなりの量の兵隊が仁史達を囲んだ。
晴菜「しつこいなぁ…」
仁史「……。(プツン)」
エヴァン「……プツン?」
晴菜「仁史さん?」
仁史「いい加減にしやがれ…俺はドリフトの練習がしたいだけなのによぉ…ぶっ潰す!!」
仁史はそう叫んで、晴菜から警棒を奪い取り、兵隊達を次々殴り倒していく。
15分後…。
仁史「……おりゃぁ!!」
兵隊「ぐわぁ…」
兵隊を全部倒してしまった…。
晴菜「…強い…(汗)」
エヴァン「すげぇ…」
ウェズリー「……」
3人は唖然としているが、仁史は3人に気づく。
仁史「おーい…次行くぞ」
はっと気づいた3人は慌てて追いかける。
Stage3-Area2 VS ワイルド・ドッグ&ワイルド・ファング
観客席のほうまでたどり着いた4人を待っていたのは、かの宿敵だった。
晴菜「あんた達…」
エヴァン「しつこいぜ?ワイルド・ドッグ!」
ウェズリー「また、お前達が絡んでるのか?」
ドッグ「マタ来タノカ…ココデ終ワリダ!!」
ファング「ウゼェんだよ…テメェラぁ!」
宿敵との戦いが再び始まる。
ドッグのガトリングを4人は避けてウェズリーとエヴァンはハンドガンで応戦していく。
一方、晴菜と仁史はファングと戦っている。
晴菜はハンドガンで警棒を持った仁史の援護をしている。
ファング「しつこいヤツは嫌われるぜぇ?」
晴菜「しつこいのはあんた達だっつーの!!」
晴菜はそう叫んでファングのこめかみに向けて撃ったがファングはそれをいとも簡単に避けた。だが・・。
ファング「なっ!?」
仁史「喰らええぇっ!!!」
仁史の警棒がファングの顔面にクリティカルヒット。ファングは倒れて、動かなくなった。
エヴァンとウェズリーもドッグを倒し、晴菜達と合流する。
エヴァン「こっちは片付いたぜ」
晴菜「私達の所もよ」
ウェズリー「ラスト…だな…」
仁史「行こう…」
そして、戦いはいよいよ…最終決戦へ…。
Stage3-Area3 VS アルフレド・グロッグ
レース場に来た仁史達を待ち受けていたのは、この不正取引の主犯者、アルフレド・グロッグだった。
晴菜「武器の不正取引を企てたのはあんたね?」
アルフレド「ふん…貴様らが邪魔しなければ…取引は成功したのによ…」
ウェズリー「させない…」
エヴァン「ここで終わらせてやるぜ」
仁史「ぶっとばす!!!」
4人は構える。最終決戦の幕が今…開く。
晴菜と仁史は肉弾戦で、ウェズリーとエヴァンは銃撃戦で刀とマシンガンを持つアルフレドに攻撃する…。
端から見れば、なかなかのコンビネーション。
アルフレド「ちっ…このクソガキッ!!」
アルフレドは晴菜の腹に蹴りを入れて吹き飛ばす。
晴菜「かはっ…」
エヴァン「晴菜!!!」
壁に叩き付けられ地面に倒れる晴菜に追い討ちをかけようとマシンガンを向けたアルフレドを仁史が腹を殴る事で止める。
アルフレド「ぐっ……」
仁史「でりゃぁっ!!!!!!」
仁史は拳を相手の上半身に連打で打ち込み、蹴り飛ばした。
アルフレド「ぐはぁっ!!!」
アルフレドは倒れて、気絶した。
エヴァン「晴菜!!」
ウェズリー「大丈夫か!?」
エヴァンが晴菜の体を支える。
晴菜「アハハ…大丈夫…」
仁史「でもまぁ…終わったな…」
ウェズリー「車の練習…しないのか?」
仁史「そうだな…いっちょやるか!!」
エピローグ
晴菜、ウェズリー、エヴァンが見守る中…仁史はS14に乗り、走らせる。
彼がドリフトをすれば、光の軌跡を残していく。
晴菜「凄い…」
ウェズリー「車が…輝いてるな…」
エヴァン「綺麗だ…」
3人が感嘆の声を上げる。
練習が終わり、スタジアムの外で仁史と晴菜、ウェズリー、エヴァンが向かい合う。
仁史「迷惑かけたな…」
晴菜「ううん…迷惑かけたのは私達だし…」
ウェズリー「それに、いいもの見せてもらった」
エヴァン「おまけに強いしな…」
仁史「そうか…」
すると、上空からは『VSSE』と書かれたヘリコプターが現れる。
晴菜「じゃ、私達ははこれで」
ウェズリー「またいつか会おう」
エヴァン「じゃあな!!」
仁史「あぁ…じゃあな」
VSSEのヘリが飛び立つと同時に、仁史が乗ったS14も、幻影のように走り去っていった…。
Fin
素敵な小説ありがとうございました。イリュージョンBも喜んでることでしょう。
これからもよろしくお願いします。