世界観

舞台は地球。能力者が存在していること以外は現実とほぼ同一。

科学技術は若干進んでいる。

都市部ではビルが数多く立ち並び、夜は明かりが数多く灯る。

現実と同じように、国や地域によって風土や文化・建物の様式などはさまざま。

能力者犯罪への対処を行っているのはFCOや警察だが、彼らの手が届きにくい地域も存在する。

その場合は市民で自警団などの組織を独自に設立している。

FCO

正式名称は「Faculty Command Organization(能力統率機関)」。

国家の枠に縛られず、能力者を統率・関連事象に対処することなどを

目的に作られた国際機関。

各国に支部を持ち、本部はアメリカ・シアトルに位置する。

所属する者は必ずしも能力者である必要はない。

副業として一般職や学生業と兼ねている者もいる。

世界的に見ると能力者の数が一番多いのはアメリカであるため、

FCOの施設・設備・人材規模も本部が一番大きい。

そのため他支部からの配属希望も数多く寄せられている。


組織構成は以下5つの部に分けられている。

・犯罪対策部

能力者犯罪に関する調査、事件現場への出動、犯人との交戦などを行う部署。

戦闘能力の高い能力者が数多く所属するが、純粋な戦闘能力のみが問われるため能力者でない者もいる。

殉職率も高いが花形の部署ともいえるため、志望者は比較的多い。

基本的には犯人を生存させたまま無力化することを優先して事件の解決にあたるが、止むを得ない場合は殺害も許可されている。

逮捕権も有するため確保した犯人は機関の留置所に一旦移送され、警察や軍に引き渡される。

能力者犯罪を感知すると、実動担当エージェントに支給された小型通信バッジにオペレーターから通信が入り、場所と状況が通達される。

現場に一番近い順から数名のエージェントに通信が行くようになっており、各自の手段で現場へ急行する。


・技術部

捜査や任務に役立つ技術の研究、開発、調整を担当する部署。主な開発技術は以下。

・ストレージ

能力や能力者に関するあらゆる情報が収められているデータベース。

・AI翻訳機能つきスマートヘッドセット

独自の無線通信網を利用した強力な通信機能と、ヘッドセットを着用したもの同士の音声を自動翻訳しヘッドセットから出力する自動翻訳機能を有する。

・スリムシールド

名刺サイズのカードケース型シールド。展開すると2m四方の簡易薄型シールドを展開する。


・医療部

負傷者の治療・看護、健診などを担当する部署。癒しの力を持つ能力者が所属している。あらゆる傷病に対応するため、ほとんどの種類の診療科をカバーしている。場合によっては外部の患者も受け入れる体制が整っている。

・総務部

人事・経理など事務作業、能力制御学校の運営などを担当する部署。

・諜報部

諜報活動・偵察・暗殺・能力に関する情報管理や収集などを行う部署。

能力者

特殊能力を持った人間の総称。

能力の幅は様々で「自らの皮膚が伸びる」から「自然現象を操れる」といったものまで多種多様。

発現する条件は解明されておらず、必ずしも遺伝するわけではない。

生まれた時から能力を持っている先天的能力者と、成長してから能力を持つ後天的能力者の2種類が存在する。

能力は必ず一人にひとつというわけではなく、稀に数種類の能力を持った者も存在する。能力が成長することもあれば、減退することもある。

能力者であるか否かは、認識としては「第二の性別や血液型」のようなものだが、現実のそれと同じく、相手によっては差別の対象になってしまう事もある。

差別によって社会から弾き出された能力者が犯罪を行うケースも少なからず存在している。


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